日本のデモクラシーを考える

blackcoffee112010-04-10


◆沖縄密約の存在を認定。東京地裁は関連文書の全面開示命令。

*この司法の画期的な判決には喝采です。でも地裁ですからねえ。国が上告してどうなるか?期待していいのか、日本の良心。

*大臣としての岡田外相と民主党次期リーダー候補としての岡田さん、さあどうする。

11PM日記:沖縄ミュージック

南アフリカで新種の猿人化石を発見。
◆ウナギの完全養殖に世界初の成功。

*こういう科学ニュースは私は好きです。人類のルーツにまつわる発見が最近多いのはなぜだろう。

宮崎牛ホルモンと不当表示。福岡の2社に措置命令。

*前に毎日のように食品偽造事件が報道される時期があり、それだけを取り上げてブログに書いていたことがあったのですが、いつまでも後をたちません。最近また増えているのでしょうか。

*そういえば前に取り上げていた時期に毒入り餃子事件が起こり、食の安全の問題が違う方向に行ってしまったのでやめてしまった記憶があります。

*その中国の天洋食品の事件も3月に急転直下、雇用形態と待遇に不満を持つ単独犯の逮捕ということになりました。

*しかし農薬なのか食品会社が工場内では使用していないと事件当時、公表していた殺鼠剤なのかの疑問は残ります。

*解明されないまま裁判→死刑でうやむやにされないよう日本としては真相を求めるべきです。

*面白いことに中国も昔ほど情報統制がとれているわけではなさそうです。現地の関係者への取材から当局の発表の矛盾が浮かび上がってきそうです。

*ジャーナリストの活躍に期待したいですね。

*ただ「偽装」という問題は社会を形作る人間の基本的なルール、法の遵守(コンプライアンス)という以前の「嘘をついてはいけない」ということの人間としての基本の問題でしょう。

*経済活動の中で大切なことが忘れられています。教育でも国の誇りや伝統の重視といったナショナリズムを教える前に「問いかけ」ていかなければならない基本的なことがたくさんあります。その「問いかけ」は、子どもたちだけでなく、私たち大人、特に国の為政者たちが真っ先に突きつけられなければならないことなのですが、まさか自分のことと思っている人があまりに多いですね。

*その意味でギリシャの哲学者ソクラテスの「問いかけ」の手法をもっと教育の場に取り入れられないか模索を始めました。

*具体的には『ワールドカフェ』という対話型のイベントを取り入れた活動を大学の中で企画し始めました。2回目のイベントをカフェウィーク2010という全国的なイベントに参加表明をしてやります。

*個人的にはコーヒーが大好きなこともあり、世界史の中でのコーヒーとカフェの役割に感心をもってきましたし、ソクラテスの「対話」をそれに絡めた試み(『哲学者のカフェ』のようなものが世の中にはすでにあるのですが)をやってみたいと思ってきたので今年、それを仕事の合間に『密造酒作り』(ブートレッキング)的にやってみようと考えています。

*その際の関心事のひとつがネットでいう『ソーシャル』ということとの関係です。基本的には『文字』中心としたコミュニケーションであるネットで『ソーシャル』はどこまで可能かというテーマです。ソーシャルメディアの可能性を信じてこの数年はブログだツイッターだと積極的に活動してきたのですが、世の中がその方向に大きく動き始めた今、少し立ち止まって考えてみようかなと思い始めているのです。

*既存のメディアが凋落していく中でラジオ深夜便がきっかけを作ったと思われるアンカー(パーソナリティ)と聴取者がメールやFAX、郵便で繰り広げられる健全で元気な大人のやり取りが面白いNHK第一放送に注目したり、倉本聰さんのラジオドラマ『マロース』に込めた作り手(クリエイティブ)の思いが面白いぞと周りに吹き込んだりしています。

*その流れで大学のラジオCMも今度作ることにしました。