グーグル、アップルの「ビッグブラザー」化を考える

ケータイ機器が電波を出せば集める奴もいるという矛盾。しかも黙っていても情報が集まるのは通信サービス会社。

利用者が増えれば増えるほどビッグブラザー化していく。

グーグルの検索履歴だけでも簡単にプロファイリングできてしまうのに、これに「立ち寄り先」が加わればもう悪いことはもはやできない。

◆携帯所有者の位置情報を無断収集。アップルとグーグル。

いや普通に位置情報をもとにして提供されるサービスはGPS情報を利用しているわけだけど、裏でそっと位置情報を収集していたわけだね。統計データとして利用するのなら問題ないけど所有者個人と紐付けされているとすると大問題。

一見便利極めて危険な未来という感じ。

シリコンバレー時事】米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)は21日、米アップルのスマートフォン(多機能携帯電話)「iPhone(アイフォーン)」や、米グーグルの基本ソフト(OS)「アンドロイド」を搭載したスマートフォンが、全地球測位システムGPS)を通じて位置情報を記録し、両社が所有者に無断で、定期的に収集していると報じた。

背景には、外出先の位置情報に基づく観光、飲食店情報の提供や、関連ネット広告などに利用する思惑があり、今後、各国当局が報告や対策を求める可能性があるという。

記事では「各国当局が報告や対策を求める可能性があるという」となっているがホントに怖いのは、集められた情報を国家が利用しようと考えたときだ。